女子ログ 幼児の石見神楽愛

 3歳のおいとめい、6歳のめい、みんな石見神楽が大好きだ。一昨年までは夏になるとこぞって浜田に帰省し、今日はスーパー、明日は道の駅、と神楽観賞にいそしみ、祖父母の家ではおもちゃの剣と弓矢を片手に神楽ごっこに夢中だった。

 何が幼児にとってそんなに魅力なのか不思議だけれど、考えてみたら、自分も小さい頃から石見神楽が好きだった。あの八調子のおはやしの音色を聞き、大蛇が舞台に上がるのを見るとワクワクした。石見の子どもたちにとって、神楽の舞い手はヒーローのようにカッコよく、石見神楽は心踊るエンターテインメントなのだ。

 保育園に通うめいにいたっては、浜田にいる間に神楽の演目を次々と覚え、松江に戻ってからも自宅でDVDを見ておさらい。ある日「保育園の先生に見せるの!」と登園用リュックに押し込んでいたのは、「パンフレット石見の夜神楽」。なんとも渋いチョイスである。幼児をここまで虜(とりこ)にしてしまう石見神楽…恐るべし。

 一昨年の夏は、私も出産を控えて里帰りしていたので、石見神楽のおはやしを胎教にすることができた。コロナの流行が落ち着いたら、ぜひ子どもを連れて公演を見に行きたい。いとこたちに交じってわが子も神楽ごっこを楽しむ日が今から待ち遠しい。

(浜田市出身、東京在住・もい)

2021年2月23日 無断転載禁止