山陰両県企業、コロナ禍2度目の入社式 感染防止対策講じ開催

 新型コロナウイルス禍で2度目の入社式シーズンを迎え、山陰両県の企業が感染防止対策を講じて開催する準備に入っている。昨年は式の延期や中止を判断する企業が相次いだが、健康観察やPCR検査の実施、オンライン化などで工夫し、社会人としての門出を祝う。

 式を予定する企業は出席者全員のマスク着用と検温、手指の消毒など、感染防止対策を徹底。

 山陰合同銀行(松江市魚町)、島根電工(同市東本町5丁目)、出雲村田製作所(出雲市斐川町上直江)は2週間の健康観察を取り入れた。

 出雲村田製作所は4月1日の開催に向け、島根県外の感染拡大地域からの参加者について、3月中旬までの県内入りを求めた。

 皆美館(松江市末次本町)などを展開する皆美グループは、山陰両県外からの参加者にPCR検査を実施し、念には念を入れた。鎌田正則総務部長は「人同士の触れ合いが大事な仕事なので、やはり入社式は対面で行いたい」と思いを語る。

 一方、ビデオ会議アプリを使って開くのは、自動車学校などを運営するコガワ計画(益田市安富町)。

 地元に住む新入社員は本社、遠隔地の場合は近くの県外事業所に集まってもらう方式で、リスク分散を図る。

 3密の回避に向け、会場の規模を拡大する企業もあり、スーパーマーケットの丸合(米子市東福原2丁目)は、会場を同社本部から米子コンベンションセンター(同市末広町)に変更。中上義紀人事部長は「入社式は人生の一大イベント。感染予防を徹底し、しっかり迎えたい」と話した。

2021年3月30日 無断転載禁止