親しみある神社が参拝客減少、高校生チームが一策

ライトアップされた和傘をPRする鹿野真央さん(右)=益田市高津町、高津柿本神社
 島根県益田市高津町の高津柿本神社で27日夜、和傘を使ったライトアップイベントがあった。神社と門前町のにぎわい創出を狙いに、益田高校の生徒が住民有志の協力で企画し、市内外からの来場者が、石段に映える和風の明かりを楽しんだ。

 同校2年の鹿野真央さん(17)ら4人が「幼い頃から参拝し、親しみのある神社の参拝客が減っている。足を運んでもらおうと考えた」と発案した。元高津公民館職員の城市江梨子さん(36)に協力を求め「チーム和傘ライトアップMASUDA(仮)」を結成して準備を進めた。

 チームは1口3千円で協賛企業・個人を募り、門前町の料理店など市内50の企業・個人から約20万円を集め、直径80センチの和傘60本を用意した。

 生徒たちが神社の鳥居から楼門までの石段に、和傘と発光ダイオード(LED)照明器具を設置。桜吹雪やチョウの模様が夜闇に浮かび、来場者が1段1段上がって記念撮影したり、しゃがんで眺めたりして春の夜のひとときを満喫した。

 家族で訪れた市立高津小学校5年の堀本那歩さん(11)は「傘の一つ一つに細かい模様がついていて、ライトに照らされきれいだった」とほほ笑んだ。

 鹿野さんは「多くの人に協賛いただくとともに、来場いただき感謝している。今回のイベントは第1弾。来年も、再来年も続けたい」と話した。

2021年3月29日 無断転載禁止