錦影絵の道具ずらり 松江歴史館で企画展開幕

錦影絵で使う道具に見入る来場者=松江市殿町、松江歴史館
 光を使って絵や映像を楽しむ道具を集めた企画展「アニメーションの源流錦影絵 光で遊ぶ道具たち」(山陰中央新報社主催)が21日、松江市殿町の松江歴史館で始まった。江戸後期に作られた映写機をはじめ、現存最古級の錦影絵に関する道具約130点が展示され、来場者がじっくりと見入っている。3月21日まで。

 錦影絵は約200年前の江戸時代後期から大正時代にかけて広がった大衆娯楽で、薄いガラス板に彩色された絵が映写機を通してスクリーンに写し出される仕組み。浄瑠璃による語りや三味線の伴奏も入る。

 江戸時代に使われた「ほや」と呼ばれる映写機や、和紙を張り合わせた1.8メートル四方のスクリーン、台本、映写の原板が一堂にそろい、当時、大衆を楽しませた道具を興味深そうに眺めていた。

 松江を中心に活動する影絵グループ「シルエット2006」が影絵による劇を披露し、親子連れを楽しませた。

 松江市上乃木8丁目の小学2年生、田中うららさん(8)は「影絵の動きが面白かった」と笑顔。祖父の睦人さん(73)は「初めて錦影絵を考えた人は本当にすごい」と感心していた。

 企画展入場料は大人300円、小中学生100円。

2021年2月22日 無断転載禁止