女子ログ 注射が苦手

 私は腕の血管が細くて、採血のときはいつも看護師さんが苦労する。おまけに注射自体があまり好きではない。どちらかというと痛がりな方で、針が刺されるときはどうしても体に力が入る。

 そんな私の様子を察してくれる看護師さんは「大丈夫ですが」「ちょっとチクッとしますよ」と優しく声を掛ける。とてもありがたい。でも、それがまたプレッシャーになってしまって、体がさらにこわばってしまう悪循環。看護師さんに悪いなあと思いつつ、刺されるところは見ないようにして、じっと終わるのを待っている。

 ひどいときは血管に針が入らなくてやり直しというときもある。病院を舞台にしたドラマで医学生や看護学生が注射を刺す練習をして、手が内出血で青くなるシーンを見たことがあったが、それが頭をよぎった。痛いんだけど、失敗することもあるよね、でも早く終わってね、と祈りながら我慢している。

 さて、新型コロナウイルスのワクチン接種が日本でも始まった。筋肉注射と聞き、ちょっと体に力が入った。

 テレビなどでは「痛くないですよ」という話が耳に入ってくる。でも、採血のときの看護師さんの言葉と一緒で、今からプレッシャーだ。実際に接種できるのはまだ先のことだけど。

 (米子市・醸)

2021年2月19日 無断転載禁止