女子ログ 三点リーダーの曖昧な優しさ

 『文章の末尾に三点リーダーをつけがちな三点リーダー症候群が話題』そんな見出しの記事を読んで驚いた。テレビで議論されていた内容を記事にまとめたものだったが、三点リーダーを末尾に置くことで曖昧な表現で結論をぼかしたり、相手に選択を委ねたり、明言を避けたりするずるさがみられるとあり、はあ~~~? と声に出して憤ってしまった。

 ネガティブなことや意見の一方を持ち上げて記事を書くほうが目を引きやすいし、センセーショナルだと分かっているけど! 一応記事の最後にはフォローはあったけど! それでも悪いとばかり言われるのはいただけない。

 こうして擁護するのは、私が三点リーダーを多用してしまうからだ。

 三点リーダーを末尾に置くと表現が柔らかくなるじゃないですか…。まるで大和撫子(なでしこ)のように意見を伺い、相手を立てる…そんな柔らかく奥ゆかしい文章になる気がするんです…。(なってますよね!)

 もちろん、時代とともに言葉も人の在り方も変わってくるから、こんな言葉選びは時代遅れなのかもしれないし、リモートワークが進む昨今、曖昧な言葉で摩擦や齟齬(そご)が起こるのも避けたいところだ。

 それでもキツイ言葉ははっきり言わず、相手にそこのところを察してもらったり、どうしようか…と相手の好きな方を選んでもらう、そんな曖昧な優しさが悪者になるのはなあ、とも思うのだ。

(安来市・ふかみどり)

2021年2月6日 無断転載禁止