鳥取県が地域別警戒情報 ウイルス量を基に

 鳥取県が新型コロナウイルスのPCR検査で得られたデータを使い、新たな注意喚起を行う。他の人に感染させる可能性が高いとされる、ウイルス量が多い感染者が確認された地域に対し、「感染増大警戒情報」を出して、注意を促す。

 県が利用する数値は、ウイルスが一定以上の量に到達するまでの増幅回数。これまで県内で実施したPRC検査では、通常よりも格段に少ない増幅回数で高いウイルス量に到達する事例が数件確認されている。

 県内では、2020年9月に米子市の建設業者の宿舎で発生したクラスター(感染者集団)や、同年12月に境港市内の飲食店であったクラスターで、そうした感染者のケースがあったという。

 新たな警戒情報は、注意レベルを上げてもらうのが目的。1週間以内に近隣エリアで該当する検体が複数見つかった場合に、専門家の意見を聞いた上で発令の判断をする。原則、発令は市町村単位だが、広範囲にまたがって拡大する可能性がある時は、地区単位で出す場合もある。

 発令が出た場合、対象地域にある医療機関や福祉施設の関係者と利用者への検査も検討する。

 これとは別に、県は県内で感染者が発生すれば注意報、クラスターの発生や確保病床の占有率が一定以上となった場合に警報を出している。

2021年1月23日 無断転載禁止