特急やくも運行半減 コロナ影響 2月から当面の間

 出雲市-岡山駅を結ぶ伯備線経由「特急やくも号」の運行本数が2月1日から、1日上下30本からほぼ半数の16本に減る。JR西日本米子支社が22日発表した。新型コロナウイルスの感染拡大などで利用が大幅に落ち込み、運転計画を見直した。同規模の減便は2020年5月16日~6月12日以来。

 同支社は減便期間を「当面の間」とし、感染状況を見極め、再開時期を探るとしている。

 運休するのは、出雲市発上り、岡山発の下り各7本の計14本。現行ダイヤでの上下各1時間1本の運行がおおむね2時間に1本となる。関西・山陽から山陰に戻る際、岡山駅での新幹線からやくも号への乗り継ぎ時刻に注意が必要だ。

 やくも号の利用は、緊急事態宣言が全国へ拡大された20年4月から大きく減少。7~11月は、前年同期比50~75%減で推移した。年末年始(12月25日~1月5日)は同72%減の1万7093人で、支社が統計を取り始めた1989年以降、最少となった。

 運休便の概要は各停車駅に掲示されるほか、JR西のサイト「おでかけネット」で確認できる。運休する該当列車の切符を入手した利用者には、手数料無料で変更や払い戻しに応じる。

 やくも号以外の在来線特急は現行通り運行する。

 陰陽を結ぶ特急の半減は地元住民だけでなく県外からのビジネス、観光、帰省客へ大きな影響を与えるだけに、早期再開が望まれる。

2021年1月23日 無断転載禁止