コロナ差別なくそう 浜田で思い表すリボン作り

シトラスリボン作りに打ち込むメンバーたち=浜田市下府町、コミュニティースペースhamairo
 新型コロナウイルスの感染者や、感染リスクの高い医療関係者らを差別しない運動「シトラスリボンプロジェクト」が全国的な広がりを見せる中、島根県浜田市内でも手芸愛好者が中心となり、目印となるリボン作りを進めている。丹精を込めた約3千個を完成させ、2月に浜田市役所窓口(浜田市殿町)で配る。同市内の小学校にも配布し、差別撲滅への思いを伝える。

 プロジェクトは感染しても普通に暮らせる大切さを説き、感染者や医療従事者に対する差別や偏見をなくす取り組み。愛媛県内の有志が2020年4月に始め、北海道から沖縄県まで波及した。

 リボンは運動の象徴で、1本のひもから、それぞれ「地域」「家庭」「職場(学校)」を意味する三つの輪を作る。

 製作を手掛けるのは「シトラスリボンin浜田」(大崎広美代表)のメンバーで、20年末にテレビ番組で運動を知り、活動を思い立った。地元の島根県立大の学生から60代までの11人が年明けから週3回、浜田市下府町のコミュニティースペース「hamairo(ハマイロ)」に集まり、製作に打ち込む。

 浜田市内ではこれまで9人の陽性が確認された。市内でうわさ話が絶えない中、感染者への思いやりと医療関係者への敬意を込める。素材は江戸打ちひも、クラフトテープ、スエード生地とさまざま。種類の多さと表裏両面を叶(かのう)結びで仕上げるのが愛好者らしいこだわりだ。

 大崎代表(50)=浜田市下有福町=は「医療関係者をねぎらい、感染者への差別をなくすという気持ちを一つ一つのリボンで表したい」と話している。

2021年1月21日 無断転載禁止