島根県初 配膳ロボット登場 松江・社中ダイニング

客席まで料理を運ぶ配膳ロボット=松江市東津田町、社中ダイニング
 新型コロナ対策で店員と客の接触機会を減らそうと、飲食店「社中ダイニング」(松江市東津田町)が配膳ロボットを導入した。感染リスクから外食控えが広がる中、安心できると利用客に好評だ。

 配膳ロボット「PEANUT」(ピーナツ)は、店内の天井に位置を読み取るパネルを32枚設置し、ロボット上部のセンサーでルートを把握する。店員がタッチパネルで席番号を選択すれば、自動で動き出し席まで料理を運ぶ。移動中はセンサーで前方の障害を察知し、動きを止めて音声で呼び掛ける。

 価格は約250万円で、販売代理店によると、全国で約100台が売れており、島根県内では第1号。社中ダイニングは当面は4人掛けテーブル6席のみロボットで対応する。運用に慣れ次第、10席に増やす。

 同店は人手不足対策としてタッチパネルでの注文やセルフサービスも導入している。配膳ロボットについて、経営する奥出雲社中(島根県奥出雲町下横田)の吉川朋実社長は「お客さんに楽しんでもらいたいと半分遊び心で考えていたが、コロナ禍のニーズとマッチした」と話した。

 ロボットから料理を受け取った松江市西津田10丁目の会社員勝田久美子さん(46)は「外食自粛のムードの中、人と極力接触せず安心感がある」と食事を楽しんだ。

2021年1月21日 無断転載禁止