韓国から白い物体飛来 浜田の村武さん気象観測機器を発見

韓国気象庁の観測機器とみられる物体を持つ村武正行さん
 韓国気象庁が気象観測用に飛ばしたとみられる物体を、島根県浜田市旭町坂本の村武正行さん(77)が自宅近くで見つけた。過去3度、韓国から飛来してきた風船や日本の観測機器を見つけた村武さんは「何かの縁があるのだろうか」と不思議がる。

 2020年11月30日、自宅近くにある木に白い物がひっかかっているのを見つけた。下ろしてみると、空気の抜けた風船のようなものと、縦15センチ、横5センチの発泡スチロールが見つかった。

 発泡スチロールにはハングルと英語が書かれていた。山陰中央新報社が確認したところ、「この装備は大韓民国気象庁の使い捨て高層大気観測機器です。爆発物ではないので拾った場合は廃棄してもいいです」「昌原(チャンウォン)気象台」と書かれ、連絡先も記してあった。

 高層大気圏は、猛暑や豪雨といった気象現象に影響を及ぼす「ジェット気流」が生じる層。日本の気象庁も湿度や気圧を調べる観測機器を毎日打ち上げているという。松江地方気象台によると、風に流されて海に落ちることが多いため人目に付くところに落下するのは珍しく、見つけた場合の対応については「表記している通り廃棄していい」としている。

 村武さんは、自宅の古民家で田舎体験を受け入れている。これまでに発見した韓国語の手紙が付いた風船や日本気象協会の機器などを保管しており、「多くの人に見てもらって地域をPRしたい」と笑う。

2021年1月13日 無断転載禁止