厄よけ出番待つ 節分の豆の製造最盛期

煎り上がった節分豆
 2月2日の節分を前に、松江市八幡町の老舗製粉業・南目製粉で豆まき用の「福豆」の製造が最盛期を迎えている。香ばしい匂いが漂う工場では従業員が「新型コロナウイルス退散」を願い、厄よけの豆を手掛けている。

 同社では約50年前から県産の白大豆を原料に節分豆を製造。熊野大社(松江市八雲町熊野)や東光寺(鳥取市用瀬町古用瀬)などの山陰両県の社寺や小売店のほか、山陽方面にも出荷する。

 今季は2020年12月上旬から製造を開始。従業員6人が作業する工場では、直径1メートルほどの釜で煎(い)った後、異物を取り除いて100グラムずつと200グラムずつで袋詰めにする作業に追われている。作業は1月下旬まで続き、計7トンを製造する予定。

 原真理子常務取締役(57)は「節分豆には鬼や悪いものを払うことと食べて免疫力を高める意味がある。新型コロナが続く世の中が少しでも良くなるように願って手掛けている」と話した。

2021年1月13日 無断転載禁止