中国・石家荘市で354人陽性 首都隣接、1千万人検査

【北京共同】新型コロナウイルス感染者の増加を受け、中国でこの冬初の大規模都市封鎖が行われた河北省石家荘市の幹部は9日、記者会見し、全市民約1千万人に緊急のPCR検査を実施した結果、354人が陽性だったと発表した。
中国政府は河北省が首都・北京に隣接しているため事態を重視。陽性の8割超は石家荘市藁城区に集中していた。9日午前8時までに市内120カ所で約1万1700人を隔離した。
石家荘市幹部は新型コロナの潜伏期を考慮し、2回目のPCR検査を実施し、感染を徹底して抑えると強調。ウイルスが広がるリスクは依然としてあると訴えた。
共同通信社 2021年1月9日 無断転載禁止