女子ログ 手書きの文字

 年賀状を出す相手は年々少なくなっている。メールアドレスやLINEのIDを交換する機会はあるけれども、住所を教えてもらうことは本当に減ったからだ。

 パソコンの住所録が活躍したのは、はるか昔の結婚式のとき。出席者やお祝いをいただいた人の名簿を大量に打ち込んで以来、新規登録をしたのは、それから本当に数えるほどだ。メールアドレスやIDはたまる一方なのだが…。

 転居されたのか、途中で年賀状が届かなくなってしまい、そのままの人もいる。年配の方だったりすると、お元気なのだろうかと心配になるのだが、遠方にお住まいで確認する手だてがない人ばかりだ。そう思うと、年に1回でもいいから年賀状を交換するのも、大切な事に見えてくる。「お元気ですか」と書かれた手書きの文字からでも、その人の今を想像する。そんな時間は、楽しいし、ホッとさせられもする。

 などと前年の年賀状を見て感じながら、年末は2021年の年賀状書きに没頭した。短くても全員に添え書きをしたのは、前年の賀状を見ていて、ほんの一言でも書いてもらっている賀状をありがたいと思えたからだ。相手の顔を思い出しながら、文言を考えていると、いろいろな思い出がよみがえる。それだから、休日はあっという間に終わってしまった。

 (米子市・あまがえる)

2021年1月6日 無断転載禁止