顔シールドだけでは感染リスク 福岡大、飛沫の流入を実証

 くしゃみを浴びた場合の飛沫物の飛散状況を示すシミュレーション。フェースシールドの下端から内側に流入が見られる(福岡大の赤木富士雄助教提供)

 新型コロナウイルス感染者のくしゃみを浴びた場合、フェースシールドだけでは飛沫物がシールドの内側に流入し、感染リスクがあることを福岡大の研究チームが実証し、29日までに米学術誌に発表した。

 フェースシールドのみを装着した医療従事者が診療中に、感染者から1メートル離れた位置で正面からくしゃみを浴びる状況を想定し、コンピューターで空気の流れをシミュレーションした。くしゃみの気流で、イルカが口から吐き出す「バブルリング」のような複数の空気の「渦輪」ができ、飛沫物を運んでいる様子が明らかになった。

 飛沫物は主に、シールドの下端から内側に流入することが確認された。

共同通信社 2020年12月29日 無断転載禁止