救急外来に発熱患者用診察室を整備

問診用のテレビ電話が設置された発熱患者用診察室=出雲市姫原4丁目、島根県立中央病院
 島根県立中央病院(出雲市姫原4丁目)が新型コロナウイルス対策の一環で、救命救急センター内に発熱患者用の診察室5室を設置した。感染の疑いがある患者と他の患者が接触しないよう、通常の待合室とは入り口も分け、問診用のテレビ電話を配備した。25日に運用を始めた。

 発熱患者用の診察室は、救命救急センターの外来入り口にある救急車到着スペースに設置。全体の広さは約68平方メートルで、各部屋に配備したテレビ電話を使い、医師が患者と対面せずに最初の問診を行う。

 県立中央病院は年間に約2万人の救急外来患者を受け入れており、以前から季節性インフルエンザの感染対策として整備を検討していた。事業費は2750万円で、多くの医療機関が休診する年末年始に間に合うよう運用を始めた。

 感染の疑いがあり、県が運営する健康相談コールセンターやかかりつけ医などから事前に連絡があった場合は、従来通り自家用車で待機してもらい、駐車場で検体を採取する。

 小阪真二病院長は「院内に感染を広げないため、この診察室が防波堤になる。医師と患者を守るため適切に運用したい」と話した。

 出雲市内には島根大学医学部付属病院にも救命救急センターがあるが、発熱患者用の診察室の設置は県立中央病院が初めて。

2020年12月26日 無断転載禁止