中国ミサイル拡散阻止で協調行動 日米、88年極秘往復書簡で判明

 1988年1月、ホワイトハウスで首脳会談を終え、握手する竹下登首相(左)とレーガン米大統領(ロイター=共同)

 1988年にレーガン米大統領と竹下登首相が、中国による中東諸国への弾道ミサイル輸出を封じ込めるため、ミサイルの拡散阻止に向けて協調行動を取っていたことが23日、公開された極秘の往復書簡で分かった。米ソが中距離核戦力(INF)廃棄条約を結び冷戦終結へ向かう中、新たな弾道ミサイルの脅威を米国が強く意識していた実態を伝えている。

 88年8月6日付の竹下氏への親書でレーガン氏は「中国はサウジアラビアに対し、中距離弾道ミサイルを供与した。他にも中東諸国に弾道ミサイルを輸出した可能性(いくつかは化学弾頭が装着可能)を示唆する報告もある」と説明した。

共同通信社 2020年12月23日 無断転載禁止