来年も健康で幸せな年に しめ縄づくりがピーク
年の瀬が迫り、正月用のしめ飾り作りが本格化している。島根県飯南町花栗の大しめなわ創作館では、同町注連縄(しめなわ)企業組合の組合員らが一つ一つ手作業で仕上げている。
2014年に開館した創作館では、出雲大社(出雲市大社町杵築東)の神楽殿をはじめ、全国の神社仏閣に大しめ縄を納めている。
正月用のしめ飾りも手掛けており、今年は12月上旬から組合員やパート従業員25人が取り組む。慣れた手つきで稲わらを編み込み、縁起物のダイダイやウラジロ、ユズリハを丁寧に取り付けている。年末にかけて玄関用を850本作り、県内外に出荷する。
同組合の菅武志代表理事(70)は「皆さんが来年も健康で幸せになることを願い、一つ一つ心を込めて作っている」と話した。
玄関用しめ飾りは26日から1本1700円で、創作館などで販売する。
2020年12月23日 無断転載禁止