女子ログ おいしいクリスマス

 この原稿が掲載されるのは、クリスマスの少し前になるだろう。いつもなら、クリスマスの飾り付けが町のあちこちで見られてムードいっぱいになるところなんだが、今年は新型コロナウイルスのせいなのだろう。飾り付けはゼロではないが、いつもの年よりも静かに感じる。

 子どもたちも大きくなってくると、クリスマスプレゼントを求めなくなった。というよりもこちらからうまくいって諦めさせた。子どもたちにしてみれば、数日後に私たち親をはじめ、祖父母などからもらえるお年玉の方が重大事だ。ここ数年は、成長期の子どもたちにとっては最も需要が高い服の購入に充てられる。

 昨年の今頃は何を買おうかと物色したい子どもたちにねだられ、あちこちの店に行って品定めをしていたのだが、これもコロナのせいだろうか。子どもたちも外出を言い出さなくなっている。うちに限らず、町で見掛ける人の動きはおとなしい気がする。

 それでも、イブの日くらいは食後のデザート用にケーキを買って、少しだけムードに浸ろうかと思っている。子どもにプレゼントをしなくなってからは、こちらを奮発してそこそこのお値段のケーキを買うようになった。食欲が旺盛なのは健康の印だと、言い訳しつつ、今年もおいしくいただこう。

 (米子市・きりたんぽ)

2020年12月21日 無断転載禁止