安倍氏、4月の緊急宣言は前倒し コロナ感染急増、準備加速を指示

 新型コロナウイルス感染抑止を狙った4月の緊急事態宣言を巡り、発令を急いだ安倍晋三首相(当時)が、9日ごろを想定した官邸幹部に前倒しを指示し、最終的に7日に決まっていたことが分かった。3月30日に休業要請する業種の選定に着手した事務方に対し、感染者急増を憂慮した安倍氏が作業加速を何度も求めた経緯も判明。当時の政府の発令準備が後手に回っていたことが浮き彫りになった形だ。政府筋が16日、明らかにした。

 宣言を可能とする新型コロナ特措法は3月13日に成立。政府内ではこの頃、宣言は必要ないとの楽観論が大勢で、対応のちぐはぐさが露呈したといえそうだ。

共同通信社 2020年12月16日 無断転載禁止