「定員超え推薦」は異例 学術会議の関連文書で判明

 日本学術会議の会員任命拒否問題を巡り、首相が定員を超える会員候補の推薦を会議側に求め、その中から任命できるとする政府解釈の基になった資料が16日、明らかになった。共同通信の情報公開請求に対し、内閣府の学術会議事務局が開示した。首相や所管閣僚が推薦に基づき任命している同様の例として挙げた中央労働委員会など9組織のうち、定員より多い候補を推薦しているのは1組織のみとする文書が含まれていた。異例の判断が裏付けられた形だ。

 政府は17年の会員任命で、学術会議側に定員を上回る推薦を要求。18年の法解釈はこれを追認したが、今年は学術会議側が定員を上回る推薦を拒んだ。

共同通信社 2020年12月16日 無断転載禁止