初詣は分散参拝を 出雲大社が呼び掛け

 出雲大社(島根県出雲市大社町杵築東)は14日、新型コロナウイルスの感染防止のため、新春の初詣について、15日から2021年2月23日までの71日間に分散参拝するよう呼び掛けを始めた。破魔矢など縁起物の授与も15日に始める。

 例年、全国各地からの初詣客でにぎわい、15~20年の三が日は少ない年でも52万5千人、多い年だと75万人が訪れた。コロナ禍の21年は例年より少ないと予想するものの混雑は避けられないとみて、異例の分散参拝の呼び掛けに踏み切った。

 川谷誠一総務部長は「安心してお参りしてもらうための措置。ゆっくりと時間のあるときにお参りしてほしい」と理解を求める。

 お神酒の授与や正月恒例の「番内さん」の衣装と面の貸し出しも取りやめる。

 このほか当面の間、参拝時間を午前6時から午後6時までとして終わりを2時間繰り上げ、それ以外の時間は銅鳥居前で参拝するよう呼び掛けている。大みそか夜と元日などの対応については同大社ホームページで適宜伝える方針。

 厄払いの破魔矢、福笹などの縁起物6種類はほぼ例年並みの計3万6400本を用意。14日は神職や巫女が準備を急いだ。

 27日に新年の若水をくむ井戸を清める御饌井(みけい)祭、31日に大祓(おおはらえ)と除夜祭を執り行い、新年を迎える。参拝に関する問い合わせは同大社社務所、電話0853(53)3100。

2020年12月15日 無断転載禁止