コロナ対策 縁起物頒布1カ月前倒し 米子・賀茂神社天満宮

1カ月前倒して頒布が始まった丑年の縁起物を選ぶ七五三の参拝者=米子市加茂町、賀茂神社天満宮
 米子市内最古の神社とされ市民に親しまれる賀茂神社天満宮(鳥取県米子市加茂町)で、新春に参拝者に授ける縁起物の頒布が例年より1カ月前倒して始まっている。新型コロナウイルスの感染対策として初詣の混雑回避を図る今年限りの措置。丑(うし)年の絵馬を付けた破魔矢や熊手を頒布し、分散参拝でコロナの早期退散を願う。

 米子城の鎮守の社だった同神社には例年、正月三が日に約1万5千人のお参りがある。縁起物の授与所で行列ができ混雑が避けられないことから、初詣の参拝の分散化を狙って縁起物の年内頒布を決めた。

 境内末社の武内神社は、流行病に御利益があると伝わる木野山神社(岡山県高梁市)の祭神を合祀(ごうし)。毎月1日、15日にはコロナ退散の祈願も行っており、雷神のイラストをあしらったマスクも祈願の上、縁起物として用意した。

 次男の夏向君(3)の七五三のお参りに訪れた安来市飯島町の会社員、松田拓哉さん(25)、桃子さん(25)夫妻は「七五三と新年が重なったみたいで記念になる。子どもが健康に成長してくれればいい」と早速、縁起物を選んでいた。

 須山倫史宮司(54)は「初詣は参拝とおみくじ引き程度にとどめて密集を回避していただきたい。前倒し頒布が今年限りになればいい」と願った。

2020年12月7日 無断転載禁止