女子ログ いつもとは違う視線
市内を移動するときは車、近場なら自転車を使うのだが、たまたま車が使えない日があったので、久々にバスに乗ってみた。
助手席に乗ると、車の揺れが気持ちよくて短時間ですぐに寝てしまう方だ。公共交通機関でも同様なのだが、この日は久々の乗車だったのもあって、目はパッチリ。外の景色を眺めながら目的地へと向かった。
新型コロナウイルスにも気を使った方がいいよな、と思い、他の乗客と一番距離のある一番後ろの席に座った。外を見ていると、乗用車よりもずっと高い視点で、車窓の景色を眺めるのが結構気持ちよかった。ずっと先の方まで見渡せるし、バスの中も混んでいないから、進行方向の様子も見て取れる。
自分で運転していては、よそ見はできないが、バスだったら道沿いのお店もよく見える。新しいお店を見つけたりもする。
視線が変わると、見慣れた風景が新鮮なものに映る。そんな体験は他にもある。例えば松江市の堀川遊覧船だ。これはバスとは逆で下から見上げる視線になる。以前、県外からのお客さんと一緒に同乗したときに、城山やまちの印象がかなり違っていたことを思い出す。
たまに乗るからこその発見だが、ちょっと得した気分だった。
(松江市・シュリンプ)
2020年12月2日 無断転載禁止