女子ログ レンタル店のお世話に

 新型コロナウイルスの感染に注意しながら過ごす生活が、普通のことのようになじんできたこの頃。共に映画好きな私と夫は映画館へ向かう回数が減る代わりに、レンタル店の利用頻度がすっかり高くなってしまった。

 劇場での感染を恐れているわけではない。ちゃんと対策は取られているし、鑑賞の際に習慣だった飲食も控えている。でも肝心なことに、洋画の面白そうな新作上映がめっきり少なくなり、夫ともども大いに不満なのだ。

 レンタル店では過去に見た映画をもう一回、というパターンが増えてきた。これはこれで、初めて見たときには気付かなかったことや、話が入り組んでいて分かりにくかったことに「ああ、そうか」と思うことがたびたびある。

 先日見た「マトリックス」がそう。実在の世界と仮想現実の間を登場人物たちが行ったり来たりするSFなのだが、実は劇場ではよく理屈が理解できていなかった。ブルーレイなら字幕が読み取れなくても、巻き戻してもう一回。日本語字幕に音声も日本語にすると、結構分かりやすいことに気付いたのも、実は4、5月の巣ごもり中だった。

 おかげでいま一度確かめてみたい作品はいっぱいある。今後外出を控えるようなことがあっても、わが家については大丈夫そうだ。

 (米子市・エチュード)

2020年11月30日 無断転載禁止