コロナ禍でも表現の場を 障害者アート展ネットで開催

「国際チャレンジドアートエキスポインジャパン」での発表を心待ちに作品制作に取り組むサポートセンターどりーむの通所者=出雲市東福町、サポートセンターどりーむ
 障害者が制作したアート作品の魅力を発信する展示会「国際チャレンジドアートエキスポインジャパン」が12月上旬に、インターネット特設サイトで始まることになった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で展示場での開催は見合わせたが、障害者の才能を地域の人々に理解しもらおうと新たな方法で開催。関係者は「大勢の人に見てもらいたい」と願った。

 展示会は、芸術活動を通して障害者の自立支援に取り組むNPO法人・サポートセンターどりーむ(島根県出雲市東福町、土江和世理事長)が開き、今年で10回目を迎える。

 これまでビッグハート出雲(同市駅南町1丁目)などで開催してきたが、今回は新型コロナの影響で展示場での開催を見送り、方法を模索。土江理事長(73)は「表現の場をなくしてはならないとの思いで取り組んだ」とネット開催にこぎつけた。

 作品展示は、12月上旬から2021年2月末まで。どりーむ所属の20人に加え、国内外の作家が参加し、絵画や陶芸、工芸品約800点の出展を見込む。どりーむの寮で生活し、18年の全国公募展「極美展」で新人賞を受賞した今岡凜太郎さん(26)はサイやクジラの水彩画を出品。「世界中に見てもらうチャンス。気合いを入れて描いた」と力を込める。

 作品の一部は通信販売し、売り上げの10%を出雲市立総合医療センター(同市灘分町)に寄付する。

 特設サイトはどりーむの公式ホームページから見られる。展示は一般の出品も受け付ける。問い合わせは同法人事務局、電話0853(62)4872。

2020年11月30日 無断転載禁止