女子ログ 本屋さんが少なくなった

 気が付いたらいつの間にか、町の通りからほとんど姿を消したものがある。本屋さんだ。昔はマンガや雑誌、たま~に学習参考書など買い求めていたんだが、市街地の商店街からはなくなった。

 本を探したければ車で郊外の大きなお店やショッピングセンターのテナントに行くくらい。品ぞろえはしっかりしているとは思う。でもコンパクトにまとまっていたまちの本屋さんとはちょっと違う。

 あとはネットで検索。しばらく使っていたら、こちらの好みを察知して、サイト上でお薦めの本も紹介してくれる。便利だと思う半面、ちょっと寂しい。

 なんでまちの本屋さんがいいと感じるんだろうと、若かった頃を思い出してみる。お店の本棚を見ていて「これ何だろう?」と思い、手に取ってパラパラと試し読みをする。すると、今まで知らなかった世界が思いもかけず広がったりすることがある。仮にページは開いてみなくても、あんな本がある、こんな雑誌がある、と自分の趣味以外の本の存在が分かる。

 そういう出合いが楽しいんだと思う。もちろん、図書館に行っても本との出合いはあるけれど、結構整理されていて本屋さんの「何があるか分からない」感とは違うのだ。

 (松江市・アネモネ)

2020年11月11日 無断転載禁止