大田・邇摩高生 初めての避難所開設訓練

ベッドを組み立てる生徒たち
 邇摩高校(島根県大田市仁摩町仁万)の全校生徒約250人が29日、災害時の避難所開設訓練に臨んだ。大田市の指定避難所になっている同校の体育館で、生徒たちも開設や準備ができるよう同校が企画して初めて実施。新型コロナウイルスの感染対策を踏まえた簡易テントや間仕切りを設置し、万一の事態での手順を学んだ。

 訓練では、市内で備蓄している計18基の簡易テント、間仕切りや、折りたたみ式のベッドを市危機管理課が準備。生徒たちは数人のグループに分かれ、同課職員の説明を受けながら、実際にテントなどを組み立てた。

 中には設営に苦戦するグループもあり、3年生の岩崎寛大さん(17)は「周囲と協力しなければ組み立ては難しく、大変だと分かった。災害がもし起きれば生徒たちが率先して地域の皆さんをサポートできたらいい」と述べた。

 指導にあたった市危機管理課の藤原陽一課長は「こうした若い人材が避難所開設の訓練を積んでくれることは、地域にとって非常にありがたいことだ」と取り組みに感謝した。

 同市では2018年4月に島根県西部を震源とする地震が発生し、負傷者4人、住宅被害は約4600棟に及んだ。仁摩町仁万では震度5弱を記録した。

2020年10月30日 無断転載禁止