女子ログ 選ぶのが楽しい
新型コロナウイルスのおかげだろう。自宅で夫とお酒を飲む機会が増えた。夜に車で外へ出掛けたり、仕事帰りに飲みに行くなんて機会がお互いに減ったためだ。
そうはいっても、独身時代のように深酒は2人ともできなくなった。晩ご飯が終わって、お風呂に入ってから寝酒としてほんの少しいただいて床に就く。もともと酒に弱く、すぐに赤くなる夫はまだしも、いくらでも飲めたはずの私がちょっとのお酒で「もういいや」と思えるようになった。
チーズやクラッカーなどちょっとしたおつまみを買ってくるのだが、こちらもそんなに多くなくていい。ちょっとかじって、ちょっと飲んで、それで終わり。何ともリーズナブルな生活で満足できるようになったものだ。
お酒にしろ、おつまみにしろ「おいしいものをちょっとずつ」でいいのだ。とはいってもあまり高いお酒には手を出さない。今はお手頃な値段でいろいろなお酒があるので、選ぶのも楽しい。
つつましやかな家飲みだが、夫婦の会話はしらふのとき以上に弾む。これまではあまり話さなかったお互いの職場の話も結構するようになったし、ストレスの発散にもなっている。コロナが収束しても、この調子で続けてみよう。
(米子市・醸)
2020年10月23日 無断転載禁止