女子ログ 悪魔のささやきも聞いてみたい

 今からウン年前、私が小中学生の頃はもう少し、清涼飲料水やお菓子の種類がたくさんあったような気がする。ポテトチップの類いは、今よりも、いろんな味が定番化していて、よりどりみどりだったと記憶している。

 数字を調べたわけではないので、感覚的でしかないのだが、お菓子や清涼飲料水のCMも、今より多かったと思う。テレビを見ていて、あれが食べたい、これも飲みたいなどと言っては、親にねだったり、断られたら、お小遣いを取り出して自分で店に向かっていた。

 そのおかげだろう。体のあちこちで脂肪細胞が成長してくれて、残念ながらスレンダーなファッションとは、いささか無縁の人生を歩むことになった。たまに思い立ってダイエットには挑戦するのだが、少し効果が出るとすぐに気が緩む。体重は減らなくても体を動かすことだけは、それでも続けているのだが、劇的に減量できることはない。

 最近のテレビをひねれば、飲食物のCMはいかにその商品が健康にプラスなのかを訴えてくる。そんなCMがほとんどだ。でも、子どもの頃の記憶に引きずられてしまうのか。たまにはジャンクフード的な食品のCMに気持ちをあおられてみたくもなる。悪魔のささやきも、たまには聞いてみたい。

 (米子市・きりたんぽ)

2020年10月12日 無断転載禁止