女子ログ やっぱり親子

 「お母さん、これ分からん、教えて」。中学2年生の娘が数学の教科書と問題集を持ってきた。テスト前のいつものことなのだが、ちょっとドキッとする。

 何せ高校では数学が苦手だったので、迷うことなく文系コースに進んだ身だ。数学どころか、娘が小学生の頃に算数のドリルを見せられても、つい身構えていた。

 幸い、簡単なグラフの問題だったので、ほっと一息。教科書を走り読みして内容を思い出しながら、答えることができた。でも、私が教えられるのは、この辺までだろうなあ。中学3年生になって因数分解とか、平方根とか出てきたら、しどろもどろになりそうだ。

 ついでだから社会科の教科書を見せてもらった。比較的自信がある科目だったのだが、ちょっと驚いた。世界の地理に目を通したのだが、欧州連合(EU)や米国の説明などは、今の社会情勢に即した記述になっていて「へー、面白いじゃん」と感心してしまった。

 わが娘は果たして教科書の中身を理解しているんだろうか。ふと気になって聞いてみた。「うーん、分からないことが多いけど、暗記してしまうから大丈夫」。はは~ん。さすがわが娘だ。私と同じパターンで記憶力の良さで乗り切る気だ。やっぱり親子。こんなことでもなぜかうれしくなる。

 (浜田市・ファウスト)

2020年10月9日 無断転載禁止