女子ログ 園芸は土づくり

 仕事量が何倍にもなった春からの在宅勤務がひとまず終わったら、秋になっていた。お隣さんは、私が春から全く姿を見せないので、病気で床に伏せっていると思っていたらしい。

 忙しさと暑さが落ち着いたら、数カ月ほったらかした庭への気持ちが湧いてきた。ちょうど秋植えの球根や苗の販売時期。新しい品種のクリスマスローズの苗を予約したり、出遅れてしまったフリチラリアの球根がまだどこかに売っていないか探したり、さらにあれもこれも植えてみたくてうきうきと悩んでいる。

 庭に関する本や雑誌を本棚から引っ張り出し、カレル・チャペックの『園芸家12カ月』を読み返していたら、「園芸家は花をつくるのではなくって、土をつくっているのだということを発見した」とあり、はっとした。

 去年の冬にチューリップの福袋を買った。さまざまな品種の球根が400個くらい届き、庭の空いている所に植えた。でも、芽が出てきたのは5分の1くらい。花が咲いたのはさらに少ない。土をよくしなきゃだめだと痛感したことをその一文を読んで思い出した。

 チャペックは土づくりがいかに大変で複雑かを書いているが、さて土づくりって何からしたらいいのか分からなくて、本当に悩んでいる。

(鳥取県八頭町・桃子)

2020年10月5日 無断転載禁止