女子ログ 星を見ながら
最近夜の散歩をするようになった。明るい町中でも明るい星は観察できる。
よく目にするのが木星と土星。南の方の空に明るい星が二つ、並んでいる。月がかなり明るくても、夜空にぽつん、ぽつんと光っているので、すぐに見つけられる。
このところ、仕事が忙しくて目の方が疲れ気味だ。遠くを見るのは目を休めるのにもちょうどいいと聞いている。歩きながら空を見上げて星を見つけては、スマートフォンで検索し、何の星かを調べている。
実は、木星も土星もそうして見つけたのだ。星や星座の話は学校で習ったはずだが、すっかり忘れてしまっている。空を見て懐かしさに浸れるのも、この夜の散歩のいいところで、夫と共に楽しんでいる。
同じ歩くなら、月のない夜がやはりいろいろと星を探すことができて面白い。でも、そうなってくると町中で歩くことに、今度はフラストレーションがたまってくる。
山登りをしていたころ、泊まりがけで行った大山で見た星空は、とてつもなくきれいだった。あまりにもたくさんの星がはっきりと見えるものだから、星が空から降ってきそうな錯覚に陥った。それもあって、星空を見ながら、また山に行こうか、などと夫と話し込んでいる。
(松江市・ブランチ)
2020年10月3日 無断転載禁止