夫婦別姓訴訟で原告側が上告 広島高裁の棄却判決受け

 最高裁判所=東京都千代田区

 夫婦別姓を認めない民法や戸籍法の規定は憲法が禁じる「信条による差別」に当たるとして、広島市の女性医師(64)が国に50万円の損害賠償を求めた訴訟で、原告側は28日までに、請求を棄却した広島高裁の控訴審判決を不服とし上告した。

 16日の高裁判決は「制度変更に当たっては慎重な検討が必要。夫婦同姓には一定の意義がある」と指摘。結婚する際に夫婦どちらかの姓を選べることから「規定が結婚を不当に制約しているとまでは言えない」とした。

 上告は26日付。夫婦別姓を巡っては、2015年に最高裁大法廷判決が、民法規定に男女の不平等はないとし、合憲と判断している。

共同通信社 2020年9月28日 無断転載禁止