森や木の大切さ知って 出雲の谷口さん、松江の園児に紙芝居贈る

紙芝居「どんどん木をうえよう」を園児に手渡す谷口良太さん(右)
 松江市内の中学校で美術を教える谷口良太さん(22)=島根県出雲市白枝町=の絵本「どんどん木をうえよう」(B4判12ページ)が紙芝居になり、県内にある約400の幼稚園と保育所に配布される。23日、松江市立出雲郷幼稚園・保育園=松江市東出雲町出雲郷=で贈呈式があり、谷口さんは「紙芝居を読んで、自然の大切さを知ってほしい」と園児に手渡した。

 紙芝居の原作となる同名の絵本は、谷口さんが小学5年の時、北海道旅行に行って植樹体験で感動した記憶から考案した。高齢男性と孫が世界を旅行しながら苗木を植えるストーリー。2016年、出雲高校3年の時に約2カ月かけて原画と物語を仕上げた。18年に県緑化推進委員会(松尾秀孝会長)が、大田市で開催予定の全国植樹祭の機運を高めるために、県内の全小学校へ絵本を配布した。

 今回、未就学児にも森林環境教育の充実させようと、同委員会が国土緑化推進機構の「緑の募金」を活用して紙芝居500部を印刷し、来月中に県内の幼稚園・保育所に配布する。

 読み聞かせを意識し、絵本にはなかった「どーんどーん どんどんどん どんどん木をうえよう」といった頭に残るフレーズを挿入、紙芝居をめくるとわくわくするように意識して表現を加えた。

 出雲郷幼稚園・保育園であった贈呈式で谷口さんは「この紙芝居を読んで、森や木の大切さを知ってもらえたらうれしい」と呼び掛けた。青木規子園長(60)は「これからも自然いっぱいの園で遊んでいく。大事に使わせてもらう」と感謝した。

2020年9月24日 無断転載禁止