女子ログ なくなって初めて気付く

 そばにあることがあまりにも当たり前になってしまっていて、いなくなってしまって初めてそのありがたさに気付き、その存在の大きさを思い知らされる…。

 なんていうと大層なことに聞こえるし、見方によっては恋愛小説の一節にもなるかもしれないけれど、そんなもんじゃありませんよ。それは何か? 答えはレジ袋ですよ、レジ袋!

 これまで有料だったスーパーはもちろん、7月からはコンビニエンスストアでも「袋はご入り用ですか?」と店員さん、あるいはレジの機械が自動音声で聞いてくるようになり、「いえ、結構です」と断って商品を手で持ったり、かばんの隅っこに突っ込んだりしている。

 以前ならレジ袋は台所の一角にため込んでいた。部屋のごみ箱の中に仕込んだり、洗濯物を別に分けたり、今の時期ならにおいが部屋の中に広がらないよう、生ごみを入れて口を縛っておいたり、何かと便利だったのだ。

 でも有料化が始まって、レジ袋を持って帰らなくなると、ため込んでいたレジ袋があっという間になくなった。

 環境のためにはもちろん有料化は大事だとよく分かっている。でもただで手に入るものを実はそれだけ重宝していたんだな、としみじみ思う今日この頃だ。

 (松江市・ケージ)

2020年8月30日 無断転載禁止