松江城のすごさ 知ってくだされ

国宝・松江城天守のPRに励む本間亀二郎隊長
まつえ若武者隊隊長 本間亀二郎さん(松江市)

 「ようきてごしなった」「どこから来られた?」「ゆるりとなされ」-。国宝・松江城天守(松江市殿町)を背に、まつえ若武者隊の本間亀二郎隊長が観光客に声を掛ける。勇ましい武者姿と柔和な表情。観光客は目を丸くし、やがて笑顔で受け答えする。自然と人の輪ができる。

 時には甲冑(かっちゅう)もまとう本格的な装束と江戸時代を思わせる言葉遣いで、観光客をタイムスリップさせてしまう。記念撮影にもひっぱりだこ。雑談の合間に石垣の特徴を解説し、一緒に天守に登ることも。心尽くしのおもてなしは、専業で取り組んできた9年間の活動で試行錯誤して作りあげた。

 まつえ若武者隊は2011年1月、松江開府400年を機に観光PR隊としてつくられた。当初の活動期間は11年末まで。一度は解散し、本間隊長は「浪人」の身となったが、観光客や市民から惜しむ声が上がり、数人の仲間と翌年3月に再出発した。

松江城観光に欠かせない存在になった隊員たち
 現在は主要メンバー3人が松江開府の祖・堀尾吉晴に仕える武者や忍者として、毎週土日曜・祝日に城周りで観光客を案内する。イベントに招かれ演武を披露したり、「まつえ城学」講座を開いたりと幅広く活動。まつえ武者応援隊など他のPR団体とも連携し、松江城観光に欠かせない存在になった。

 本間隊長は「骨太でいぶし銀の魅力を持つ松江城の素晴らしさを広く知らしめたい」「自慢の城だと子供たちに知ってほしい」と願ってきた。2015年7月に松江城天守が国宝に指定され、今年で5年。節目を迎え、ますます活動に力が入る。

観光客にオリジナルステッカーを渡してもてなす本間隊長
 ブログや動画での情報発信も始めた。動画投稿サイトの公式チャンネルなどで城の見所や穴場の撮影スポットを紹介。楽しく見ながら知識を身につけ、旅の予習をしてもらう趣向だ。来城できない人にも魅力を伝えるため、内容を充実させるという。

 「松江城訪問が思い出深いものになるように」「殿様や武者がいる城を、文化として残していきたい」と本間隊長。城を見てもらうだけではなく、建てられた時代やその文化に思いをはせるひとときを提供しようと、今日も出陣する。(金曜日配信)

まつえ若武者隊ホームページ

http://www.wakamusya.jp/   

同ブログ

https://ameblo.jp/matsue-wakamusya-tai/

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まつえ若武者隊の記事はgooブログでも配信されています。URLはhttps://blog.goo.ne.jp/sanin-chuo

2020年8月14日 無断転載禁止