10日発表の感染者 1人は野球部員 松江

 私立立正大淞南高校(松江市大庭町、北村直樹校長、生徒数309人)のサッカー部で発生した新型コロナウイルスの集団感染、いわゆる「スポーツクラスター」で松江市が10日、新たに男子生徒2人、別の生徒と同居する同市在住1人の感染を確認したと発表した。いずれも軽症か無症状。既に陽性が判明している93人と合わせ、関連の感染者は計96人となった。市は厚生労働省のクラスター対策班に調査を要請した。

 男子生徒2人のうち、1人は野球部に所属し、自宅から通学している。島根県高野連が独自開催した代替大会に出場していたかどうかを把握していない。

 全ての生徒や教職員約350人にPCR検査を実施し、これまで生徒196人、教職員38人の調査を終えた。残る生徒96人の結果は11日以降に判明する。

 サッカー部(部員数約140人)では男子生徒87人と男性教員2人、同部の寮に仕事で出入りした70代男性など4人の集団感染が発生。感染した部員87人のうち81人は同じ寮で生活し、他の6人は自宅から通学している。いずれも軽症か無症状で、症状の出ている33人が入院し、無症状の生徒は寮で療養している。

 学校は10日、ホームページで「大きな集団感染を起こし、多大なご心配とご迷惑をお掛けした」と謝罪し「感染拡大防止と感染者の一日でも早い回復のために全力で取り組む」とした。

 サッカー部は7月23日から25日まで大阪府、8月3、4の両日は鳥取県、4日以降は香川県に遠征した。7日が終業式で、最初に感染が分かった男子部員は遠征に同行しなかった。

 県外出身の生徒が多い立正大淞南には寮が7棟があり、全校生徒の8割超の259人が寮に入っている。

 また、島根県は9日に感染が判明した益田市の40代男性会社員の行動歴について、4~7日に東京都に出張したと明らかにした。滞在中に感染した可能性があるという。軽症で11日に入院する。不特定多数と関わる業務はしていない。濃厚接触者を含む18人は陰性だった。

 島根県内の累計感染者は126人となった。

2020年8月11日 無断転載禁止