サヒメルでゾウの化石など並ぶ企画展

コウガゾウの全身骨格の標本を眺める家族連れ=大田市三瓶町、島根県立三瓶自然館サヒメル
 太古の昔から生息していたゾウの生態や歴史を紹介する企画展「島根にもいた!失われたゾウの世界」が23日、大田市三瓶町の島根県立三瓶自然館サヒメルで始まった。島根県内にゾウが生息していたことを物語る化石や、全長約8メートルの全身骨格標本など約120点が並び、来館者が興味深そうに眺めている。9月27日まで。

 注目を集めるのは、国内最大級となる全長2.3メートルのナウマンゾウの牙。大田市温泉津町沖の海底から1966年に引き上げられ、50万~2万年前のものという。江津市内で見つかった400万~300万年前のミエゾウの歯や骨、島根県沖の海底で発見されたマンモスの臼(きゅう)歯(し)の化石なども並ぶ。

 入り口ホールには中国で見つかった全長7.6メートル、高さ3.8メートルのコウガゾウの全身骨格の標本がそびえ立つ。200万年以上も前に生息していた巨大な姿に、鑑賞者は「大きい」と感想を漏らしていた。

 家族と訪れた松江市立古志原小学校3年生の服部孝昭君(8)は「どの化石も格好良く、すごいと思った」と話した。25日午後1時から、学芸員らによるギャラリートークがある。

 企画展はサヒメル、しまね自然と環境財団が主催し、山陰中央新報社などが共催。入場料は大人700円、小中高校生200円。期間中は9月1、8、15、23日が休館。

2020年7月24日 無断転載禁止