コロナニマケナイ 津和野の夫婦、収束願い草刈りアート

水田脇で「コロナニマケナイ」と決意を込めた「草刈りアート」
 「コロナニマケナイ」と誓いを込めた「草刈りアート」が、島根県津和野町中座の水田脇の斜面で見る人を勇気づけている。例年、近くを走るJR山口線SLやまぐち号を稲で描く「田んぼアート」を手掛けている同町寺田の農業青木和憲さん(68)、蔦子さん(64)の夫妻が、新型コロナウイルスの一日も早い収束を願い、汗をかいた。

 カタカナ8文字の草刈りアートは、それぞれ縦横各5メートルほどの立体的な文字が高さ6メートル、幅60メートルの斜面に並ぶ。青々と伸びたカヤやヨモギなどの雑草をこのほど、草刈り機で刈り込んだ。

 もともと田んぼアートも14年、その前年の豪雨で被災した津和野の復興を願い、斜面近くの15アールの水田で始めたもの。16年以降、津和野高校の生徒たちのサポートを受け、5月中旬の田植えから、収穫期になると、煙を上げながら走るSLの姿が浮かぶよう計画的に取り組んできた。

 コロナ禍で、田植え時期に高校生の手が借りられなかったたため、今年は断念。「草刈り」に思いを込めた青木さんは「苦しいときこそ笑顔で頑張ろうというメッセージ」と話し、来年は高校生たちとこれまで通り田んぼアートができるよう願った。

2020年7月9日 無断転載禁止