女子ログ 古いボールペン

 もう6年以上使っている4色のボールペンがある。娘が私の誕生日にプレゼントしてくれたものだ。

 おじいさんやおばあさんからもらったお年玉から費用を出してくれた。そんなに高い品ではないが、うれしくて涙ぐんでしまったことを今でも覚えている。

 ボールペンにせよシャープペンシルにせよ、少し重みがあった方が手にしっくりくるし、筆も運びやすい。その点、この娘のプレゼントは適度な重さがあってバランスもいいので、今はこればっかり使っている。

 替え芯が手に入りやすいのも、このボールペンを長く使っていられる理由だ。少し太めの替え芯にして、はっきりとした文字を書くようにしている。残念ながら字はそんなにきれいな方ではないが、これで書いた文字はなんとなくしっかりしているように見えるので、自分では好きだ。

 長く使っていると傷が付いたり、塗料が若干はげたりしてきた。それでも書くのには支障は全くない。

 先日、家に仕事を持って帰ったとき、このボールペンを使っていたら、娘がそれを見て、「まだ使っているんだ」とちょっと驚きながら、にっこりしていた。彼女も自分が贈った物を覚えていたんだと分かると、こっちもうれしくなった。

(浜田市・シコクフウロ)

2020年7月7日 無断転載禁止