ケーブル局初の快挙 中海テレビ制作番組、ギャラクシー賞

ギャラクシー賞で大賞を受賞した「中海再生への歩み」の一場面(中海テレビ放送提供)
 鳥取県西部を放送エリアとするケーブルテレビ局の中海テレビ放送(米子市河崎)が制作したドキュメンタリー番組「中海再生への歩み~市民と地域メディアはどう関わったのか~」が、優れた放送に贈られる第57回ギャラクシー賞(放送批評懇談会主催)報道活動部門の大賞に選ばれた。「泳げる中海」をスローガンに環境問題や利活用を20年にわたって報道し、市民を巻き込んだ再生活動へと発展させた取り組みが高く評価された。ケーブルテレビ局が大賞を受賞したのは初めて。

 報道活動部門は、長期的な調査報道やキャンペーン報道など社会性、時代性のある報道活動を顕彰する。NHKや民放から過去最多の32作品の応募があった。

 番組は、2001年から毎月1本放送する30分番組「中海物語」の228本の取材映像に基に追加取材して60分にまとめ、昨年11月に開局30周年記念特別番組として放送した。

 番組をきっかけに、一斉清掃や水泳大会など市民と共働したさまざまな活動が生まれたことについて、審査員は「放送局と市民が力を合わせ、地域の宝である中海の再生を実現した」と講評した。

 同社の高橋孝之会長は「メディアと市民が一体となって行動し、成果を出したことが評価された。市民と受賞を喜びたい」と述べた。

 受賞を記念して同社は10~12日、中海再生への歩みを再放送する。

2020年7月3日 無断転載禁止