口腔ケアで健康づくり 歯科医師、専門学校が協力

住民を対象に始める口腔ケア事業について話し合う白砂まちづくり委員会のメンバーら
 浜田市三隅町白砂地区で「口腔(こうくう)ケア」を柱とした住民主体の健康づくりが始まった。町内の専門学校「リハビリテーションカレッジ島根」や歯科医師が、口の機能を高める体操や検診などで協力。住民でつくる白砂まちづくり委員会の串崎美之事務局長(62)は「地域の健康寿命向上につなげたい」と意気込む。

 三隅町内で六つあるまちづくり組織はそれぞれ2021年度から地域により密着して住民の健康づくりに取り組む。このうち、白砂地区は口腔ケアに着目し、健康寿命を延ばすことにつながるとされるかむ力やのみ込む力を高める体操と、歯科検診費用の9割助成を2本柱とした。

 1年早く地区内4集落のうち東平原下集落では「プレ事業」を始動。5月20日に委員会メンバー10人が、リハビリテーションカレッジ島根の言語聴覚士、青木耕さん(46)から、舌を動かす体操や発声などを教わった。ケーブルテレビで放送され、住民にも今後広める。

 歯科検診は18歳から74歳までの対象者27人に、それぞれ歯や口の中の状態を知ってもらう狙いで、のみ込む力(舌圧)の測定も行う。他の3集落でも21年度以降実施。3年ごとの検診で、口の状況や口腔内の変化を確かめながら健康維持への関心を高める。

 串崎事務局長は、地域の活性化の基礎として健康づくりを捉え、「持続可能なまちづくりにもつなげたい」と話した。

2020年7月1日 無断転載禁止