女子ログ 忘れ物を見つけたとき

 ついうっかり忘れてしまうのが、最近増えてきた。記憶力には自信があるつもりだったのだが、最近怪しくなってきたので、あちこちにやたらと「メモ」を残しておくようになった。

 お手軽で確実な「メモ帳」は手の甲だ。ペンで書いておいた文字をしょっちゅう目にするのでまず忘れない。

 ただし、新型コロナウイルスの感染防止のため、手洗いをしっかりするようになってからは、せっかく書いた文字が消えかかることもあるので、ちょっと注意が必要になった。

 そもそもたくさん書くスペースは私の小さな手の甲にはないので、本当に忘れてはならないこと、忘れそうで怖いことにしか使わない。

 のりの付いた付箋にメモをして、台所の冷蔵庫に張っておくことも多いが、張っておくのは付箋のメモばかりではない。子どもが学校からもらってくる書類なんかもマグネットで留めておくものだから、冷蔵庫の白い扉はすぐにメモ紙や学校からのお便り類で、いっぱいになってしまう。

 一番怖いのは、メモをして安心してしまい、メモを残したという事実自体を忘れてしまうことだ。冷蔵庫に張ってあるメモの中から、「忘れもの」を見つけたときの焦燥感といったら…。

(松江市・ブランチ)

2020年6月30日 無断転載禁止