笑顔広がる場再び 浜田・旭町のスーパー跡、交流スペースに

「まるやさろん」で笑顔の花を咲かせる浜田市旭町今市の住民
 2018年11月に閉店した島根県浜田市旭町今市のスーパー「まるや商店」跡を活用したコミュニティースペース「まるやさろん」で住民たちの笑顔が広がっている。かつて買い物客が触れ合った店舗を借りた新たな交流拠点。運動やゲームを楽しみながら地域のにぎわいにもつなげていく。

 買い物をしながら触れ合う場だったスーパーが2年間、約60年の歴史に幕を下ろして以来、住民から惜しむ声があり、地元の今市公民館を中心に活用法を模索。月2回のコミュニティースペースとして、当初は4月下旬のスタート予定だったが、新型コロナウイルスの影響で、6月上旬に初めて集まった。

 2回目の25日は、69~89歳の20人が、すき焼きの具材6種類が描かれたカードを使った脳トレーニングやポールを使って血行をよくする運動などで交流。気が置けない者同士で、会話や笑顔の花が咲いた。

 スーパーで50年以上買い物をしてきたという地元の白川徳子さん(89)は「シャッターが閉まる店を見るたびにさみしい気持ちだった。毎回参加して交流の輪を広げたい」とほほ笑んだ。

 家庭菜園で採れた野菜を持ち寄り、施設内の調理設備を使って総菜を作るなどして自分たちで味わったり、販売したりする計画もあり、同公民館の大屋マサ子館長(65)は「地域の人たちも立ち寄り、一緒ににぎわいを作る場にしたい」と話した。

2020年6月30日 無断転載禁止