女子ログ 大きな具材のカレー

 山や海でキャンプをすると、カレーを調理してみんなで食べるのが多いのは、一つの鍋でできるため、そして味付けで失敗することが少ないからだと山のベテランの知人から教わったことがある。

 確かに、カレーなら具材を適当な大きさに切って、一つの鍋に火が通りにくい順に入れて炒めて、後は水を入れて煮込むだけ。あまり味にこだわらなければ、炒める時間も適当でいいし、炒めずにそのまま煮込み始めることもある。

 市販のルーに頼れば、そうそう味付けに失敗することはない。基本的に鍋を一つ使うだけなので、火加減に失敗して焦げ付かない限り、洗い物も楽だ。おそらく登山をする人たちが手間をかけずにしっかりと食べる知恵としてカレーを選んだんだろうと、勝手に解釈している。

 個人的には大きめに切ったニンジンやジャガイモ、タマネギが入った昔ながらのカレーは結構好きだ。ルーも最近の凝ったタイプではなく、昔からある変わらない味の銘柄で作ったほうが、少なくともアウトドアで食べるにはピッタリだと思っている。

 母が作ってくれたカレーはまさにそうだった。たぶんたまには手を抜いて簡単な料理で済ませたかったんだろう、と自分が家事をするようになってから気付いた。

 (米子市・TOCO)

2020年6月28日 無断転載禁止