マタニティー制服、県警導入 女性警察官の活躍推進へ

マタニティー制服で勤務する中尾那菜巡査部長(左)
 女性活躍推進の一環として県警はマタニティー制服を導入し、松江署交通1課の中尾那菜巡査部長(27)がこのほど、第1号として着用を始めた。近年、増える女性警察官の声をくみ、働きやすい職場を若い世代にアピールする。

 女性警察官の制服はウエストをベルトで締めるつくりで、これまで妊娠中の警察官は立ち仕事で体に負担がかかることから、サイズの大きい制服や私服を着用して勤務していた。

 県警警務課によると、女性警察官の数はこの10年で倍増。現場からの要望もあり、昨年11月から導入を始めた。全国でも複数の警察本部がマタニティー制服を導入しているという。

 新しい制服はズボンのウエスト部分が伸縮性のゴム素材となり、腹部への負担が少なくなった。ベストは背中にあるファスナーやひもでサイズ調整ができるため、妊娠の経過とともに大きくなる腹部の変化にも対応できる。上着は腹部が目立たないよう、前面が長いつくりになっている。夏冬用と合服の3種類がある。

 パトロールや交差点での街頭活動を行う妊娠6カ月の中尾巡査部長は「妊娠前の勤務を変わらずに続けられる。産休に入るまで現場に出られるので、どんどん普及してほしい」と、喜んでいる。

 県警警務部の小谷祥史調査官は「女性警察官が活躍していくために働きやすい環境やワーク・ライフ・バランスなど、一人一人のニーズに応えられるような職場づくりを目指したい」と話している。

2020年6月17日 無断転載禁止