津和野でハナショウブ見頃

殿町通りの掘割に咲き誇るハナショウブ=島根県津和野町後田
 国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に選定されている島根県津和野町後田の殿町通りで、ハナショウブが咲き始め、優雅な花が初夏の城下町を彩っている。町商工観光課によると今月いっぱいは楽しめそうだという。

 町出身の文豪・森鴎外も学んだ藩校養老館や、津和野カトリック教会などが立ち並ぶ通りには、約150メートルの掘割(ほりわり)と呼ばれる水路があり、2千匹のコイが泳ぎ、約1500株のハナショウブが植えられている。

 今年は5月下旬から開花し、現在は四分咲き。6日は曇り空の下、観光客や地元住民らが紫や白の花を眺めながら散策した。

 広島県尾道市から訪れた無職井上芳樹さん(66)は「ハナショウブとコイは津和野を象徴する景色。心が和む」と話した。

 町商工観光課の藤山宏課長は「現在は、新型コロナウイルス感染拡大防止のための県境を越える移動自粛要請が、中国5県に限り解除されている状況。十分に予防対策を取ってお越しいただきたい」と呼び掛けた。

2020年6月7日 無断転載禁止