女子ログ ちまたのコロナウイルスうわさ話

 新型コロナウイルスの流行に伴い、差別的な言動はやめましょう、とテレビCMでも流れている。でも差別って、意識的にではなく無意識にやってしまうものではないだろうか。

 感染者が新たに発覚した時、「夜の町に遊びに出たんだろう」「高齢者は家にこもっているから、若者だろう」などの言葉を耳にした。新型コロナにかかるのは、我慢ができない軽率な若者が遊びに出たときなのだろうか。例えば、仕事のために外出してかかったなど、そういう経緯のものはないのだろうか。かかる人の行動は全て軽率なのだろうか。

 世間話のレベルだけど、こうした会話が「軽率な人がかかる感染症」「かかるのはその人の過失」というイメージを広げてしまわないだろうか。

 私ももう若者ではないけど、正直なところ遊びに行きたい。主な移動手段は自家用車だし、1人で出かけてマスクして黙って、頻繁に手を洗えばいいのでは、などと考えたりもする。出先でマスクをしていない高齢者を見かけることも珍しくない。遊びでなくてもかかるかもしれないし、軽率でもかからないかもしれない。老若男女、誰がかかるか分からない。

 人のことはさておき、まず自分の行動から律し、かかった方にはどうか回復されることを祈るだけである。不安で不穏なうわさ話、目の前にいない人のことも思って言葉を紡ぎたい、と襟を正すきっかけとなった。

(益田市・チャッキー)

2020年6月6日 無断転載禁止