浜田の魅力オンラインで ライブ映像で旅行気分

JR浜田駅前のどんちっち神楽時計を前にオンラインで石見神楽を紹介する石王観光の社員
 新型コロナウイルスの影響で県境をまたいだ遠出が難しい中、インターネットのライブ映像で観光気分を楽しんでもらう「オンライン旅行」が15日、島根県浜田市内であった。JR浜田駅前で観光客を迎える「どんちっち神楽時計」、夜神楽公演の舞台の三宮神社などを巡り、資料映像を使った石見神楽を鑑賞。東京都、大阪府などから申し込んだ7人が浜田の魅力に触れた。

 浜田市を巡るツアーを企画したことがある高松市のバス会社「琴平バス」が、インターネットを通じた「オンライン飲み会」に着想を得て企画。浜田市内の観光案内役は石王観光(浜田市高田町)が協力し、撮影に回った。

 ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使った約1時間半の「旅程」で、参加者は双方向通信で会話ができ、事前に手元に届いた浜田市特産の「赤天」、市内の酒造会社の純米吟醸なども楽しめる趣向。

 観光バスで高松市を出発し道中はクイズや歌で交流した。浜田市到着後は神楽衣装を羽織った石王観光の社員が石見神楽の魅力を紹介し、参加者の「衣装はどれくらいの値段がするのか」などの質問にも答えた。道の駅「ゆうひパーク浜田」で土産品のPRもあった。

 浜田市を訪れたことがない香川県三豊市の会社員、溝端直毅さん(35)は「画面を通しても期待以上に楽しかった。神楽が気楽に見られることを知り驚いた。赤天もおいしく、浜田に行ってみたい」と話した。石王観光の永井敏雄社長は「お客さんの反応もよかった。新しい観光の形にもなる」と期待した。

2020年5月16日 無断転載禁止